
4月は、企業にとっても家庭にとっても大きな節目の時期です。企業では組織体制の変更や新入社員の受け入れがあり、家庭や個人においても入社・入学など、さまざまな“更新”が発生します。
企業では、災害時の事業継続体制や初動対応の見直しが求められ、家庭や個人においても、自然災害や火災、交通事故といった日常のリスクに備えたプランを整えることが重要です。
このタイミングで、防災計画やBCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)を見直し、ご家庭でも生活継続計画(Life Continuity Plan:家庭版BCP)を立ててみてはいかがでしょうか。
目次
1.年間で発生しやすい災害・事故を整理する
時期に応じた以下のような災害・事故リスクを把握しておくことが大切です。
☒ 地震(通年):日本では年間を通じて地震が発生します。
☒ 水害・浸水(6〜10月):梅雨から台風シーズンにかけて、豪雨や河川氾濫、道路冠水が増加します。工場、倉庫、店舗、自宅の浸水、物流の停止、車両の水没など、企業活動や市民生活に大きな影響を与えます。
☒ 火災(冬〜春に多いが通年):乾燥する季節は火災が増加しますが、電気火災や車両火災は季節を問わず発生します。
☒ 交通事故(通年):企業の営業車・物流車両、家庭の自家用車など、車両に関わる事故は年間を通じて発生します。
☒ 地域に応じたリスク:冬季の豪雪・路面凍結・ホワイトアウト、ヒグマやイノシシの出没、津波、火山噴火など、地域に応じたリスクがあります。
2.リスク別の備えと必要なツール
それぞれの災害・事故リスクに対応した備えとツールを確認し、足りていないツールなどがあれば備えておきましょう。
【企業向け】
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リスク |
対応 |
ツール |
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地震 |
・非常食・水・モバイルバッテリーの備蓄 ・企業ではBCPの更新、安否確認体制の整備 |
非常食、水、モバイルバッテリ―、携帯トイレ、LEDライトなど |
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水害・浸水 |
・ハザードマップの確認 ・止水板や土のうの準備 ・車両では浸水アンダーパスの危険地点を把握 ・物流ルートの代替案を検討 |
ハザードマップ 止水版、土のう、長靴、胴長(ウェーダー)、ライフジャケット、ホイッスル(救助要請)など |
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火災 |
・法令に基づく消火器の設置確認 ・電気火災を防ぐための配線整理 ・車両火災への備え(エンジン火災・電装火災) ・工場・倉庫では初期消火体制の強化 |
消火器
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交通事故 |
・緊急脱出支援ツールの車載 ・車両に応じた初期消火器具の準備 ・夜間事故に備えたライトや表示板の携行 |
緊急脱出支援ツール 初期消火器具 三角停止板又はLED停止表示灯、発煙筒又はLED非常信号灯、LEDライト、反射ベストなど |
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地域に応じたリスク |
(書き込んでください) |
(書き込んでください) |
【家庭向け】
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リスク |
対応 |
ツール |
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地震 |
・家具の固定、ガラス飛散防止 ・非常食・水・モバイルバッテリーの備蓄 ・家族間連絡方法、学校との連絡体制の確認 |
非常食、水、モバイルバッテリ―、携帯トイレ、LEDライトなど |
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水害・浸水 |
・ハザードマップの確認 ・(必要に応じ)止水板や土のうの準備 ・車両では浸水アンダーパスの危険地点を把握 |
ハザードマップ 止水版、土のう、長靴、胴長(ウェーダー)、ライフジャケット、ホイッスル(救助要請)など |
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火災 |
・家庭用小型消火器、簡易消火具の設置(モバイルバッテリーなどの火災が増加していることを踏まえ) ・電気火災を防ぐための配線整理 ・車両火災への備え(エンジン火災・電装火災) |
小型消火器、簡易消火具
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交通事故 |
・緊急脱出支援ツールの車載 ・車両に応じた初期消火器具の準備 ・夜間事故に備えたライトや表示板の携行 |
緊急脱出支援ツール 初期消火器具 三角停止板又はLED停止表示灯、発煙筒又はLED非常信号灯、LEDライト、反射ベストなど |
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地域に応じたリスク |
(書き込んでください) |
(書き込んでください) |
3. ハザードマップの活用について
毎年6月から9月にかけて多くの記録的短時間大雨情報が発表され、それに伴う水害が発生しています。水害は企業活動や個人生活に大きな影響を与えるため、あらかじめハザードマップで活動範囲の水害リスクを把握し、リスクマネジメントを行うことが重要です。
【ハザードマップの凡例】上掲の世田谷区のハザードマップの凡例です。アンダーパスの表示もあります。
【ハザードマップの入手方法】
☒ 国土交通省「ハザードマップポータルサイト」
全国の洪水・土砂災害・高潮・津波などのリスクを一括で確認できます。
・リスクを重ねて表示
・浸水深、土砂災害警戒区域の確認
・自治体作成の詳細版へのリンク
☒ 自治体(市区町村)のハザードマップ
自治体のホームページでPDF版が公開されているほか、窓口で紙の地図を配布している場合もあります。
・詳細な浸水想定
・避難所、避難経路
・地域特有のリスク(内水氾濫、ため池決壊など)
【企業・個人共通:ハザードマップの活用ポイント】
1.「自宅」「職場」「通勤・通学ルート」の3点を必ず確認する
災害時は移動中に被災するケースも多いため、ルート上の危険箇所を把握しておきます。
2.浸水深を必ず確認する
・0.5m:車が動かなくなる
・1.0m:ドアが開かない
・2.0m:1階が完全に浸水
など、具体的な危険度がわかります。
3.避難所と避難経路を家族・社員と共有する
紙の地図にマーカーで書き込むと、災害時に迷いません。
4.企業は「拠点別リスク」と「物流ルートのリスク」をセットで確認します。
BCPでは、建物だけでなく物流の寸断リスクも重要です。
消棒Rescuet®の活用方法
二酸化炭素消火具と車用緊急脱出ツールを一体化した「消棒Rescue®」は、企業のBCP、家庭の防災、車両の安全対策に活用できる汎用性の高い安全ツールです。
☑車両火災の初期消火
CO₂は非導電性で電気火災にも強く、車両を汚しません。
☑車両浸水時やアンダーパスでの緊急脱出
浸水時はパワーウィンドウの停止、または水圧の上昇によりドアが開かなくなる可能性があります。消棒Rescueのガラス破砕機能で脱出経路を確保できます。
☑交通事故での閉じ込め
ドア変形やシートベルトロック時に、ガラス破砕とシートベルトカッターが役立ちます。
☑家庭やオフィスの電気火災にも対応(卓上ホルダーを使用)
コンセント火災やモバイルバッテリー火災など、小規模な電気火災の初期消火に有効です。
☑社会貢献ツール
他車の乗員が閉じ込められている場合、外側からガラスを割って救助することができます。










