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コンロから火災発生!日頃から行うべき対策と発生時の対処方法は?-IH調理器も火災の原因に!-

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コンロから火災発生!日頃から行うべき対策と発生時の対処方法は?

建物火災の出火原因で多いものに、台所の「コンロ」が挙げられます。毎日のように使用するものですが、ちょっとした不注意が火災につながることもあるため、慎重に取り扱う必要があります。

具体的に、どのようなケースでコンロから火災が発生するのでしょうか。火災にならないための対策や、万一火災になった際の対処法も含めて説明します。

1.コンロが原因で起こる火災は年間2,678件

総務省消防庁の「消防白書」によると、コンロが原因で発生した火災は2,678件(2021年)もあったそうです。これは、「たばこ」「たき火」に次ぐ3番目に多い出火原因で、全火災の7.6%を占めます。

安全装置付き商品の普及などにより、近年はコンロが原因の火災発生件数は減少傾向にありますが、それでも1日あたり7件の火災が発生しており、取り扱いには十分注意したいところです。

出典:総務省消防庁「令和4年度版 消防白書」

2.コンロから火災が発生する原因TOP3

具体的にどのようなケースで、コンロから火災が発生するのでしょうか。よくある事例をお伝えします。

消し忘れ・放置

コンロが原因の火災でもっとも多いのが、「消し忘れ」です。消防白書によると、2,678件中1,154件が消し忘れによる火災だったと報告されています。

調理中に子どもの面倒を見たり、電話がかかってきて台所から離れたりと、コンロの火を消さず他のことをしているうちに、火が燃え広がるケースが多くみられます。

コンロ周辺にある可燃物への引火

コンロのそばにあった布巾やペーパーなどに火が燃え移り、火災に発展したというケースも多く、2021年には331件が報告されています。なかには、「使用済みの油やグリルに残った油かすに引火する」というケースもあったようです。

また、高齢者に多いケースで「コンロ奥の調味料を取ろうとしたら、服の袖に着火した」といった事故も近年増えているようです。マフラーやストールなども着火するおそれがありますので、調理中は着用しないようにしましょう。

誤操作による出火

「何かのはずみでコンロのスイッチに体がぶつかり、点火したことに気づかず火災になった」「電気ポットをやかんと勘違いしてガスコンロにかけたら、火災が発生した」といった誤操作・誤使用が理由で火災になるケースも散見されます。

最近は、IHクッキングヒーターの誤操作・誤使用で、火災になる事故も増えているようです。詳しくは、この後にお伝えします。

3.油断禁物!IH調理器も火災の原因になる

火を直接使わないIHクッキングヒーターなら、「火災の心配がなく安心」と思っている人は少なくないでしょう。もちろん、正しく使用すれば問題ありませんが、使い方を誤ると発火して火災になるケースもあるため、注意しなければなりません。

たとえば、揚げ物をする際に油の量が少ないと、IHクッキングヒーターの温度制御が機能せず油に着火し、火災になるという事例もあるようです。また、汚れ防止シートを敷いて加熱する際にも、温度制御が機能せずに火災になるケースが見られます。

なかには、グリル鍋をヒーターの上にそのまま置いて加熱したら発火し、火災になったというケースも。IHクッキングヒーターでも、誤った使い方をすると火災になる可能性がありますから、取扱説明書をよく読んで使用することが大切です。

4.コンロが原因の火災を防ぐための対策

ガスコンロからの出火を防ぐには、「火のそばから離れない」「離れるときは火を消す」ことが重要です。電話に出るだけでも、コンロの火を消してから対応することを身につければ、火災のリスクを大きく下げられます。

とはいえ、うっかりミスは誰にでもあります。不安な方は、「Siセンサーコンロ」を導入することも、火災を防ぐ一手です。Siセンサーコンロとは、温度が一定以上になると自動的に消火する機能や、コンロの火が一定時間ついていたら自動で消火する「消し忘れ消火機能」、吹きこぼれなどで火が消えるとガスも止まる「立ち消え安全装置」など、安全機能を高めたガスコンロのことです。

2008年10月以降に販売されたすべての家庭用ガスコンロに適用されていますので、それ以前の古いガスコンロを使用されている方は、交換を検討されてはいかがでしょうか。

あわせて、「コンロの近くに燃えやすいものを置かない」「使用済みの油はオイルポットに入れる」など、こまめに整理整頓しながら調理することも、火災のリスクを下げられます。

5.もし火災が発生してしまったら?

何らかの理由で火災が発生したら、まず自力でできる範囲で初期消火を行うことが大切です。119番へ通報することが大事ですが、消防車が現場に到着するまでに数分はかかります。火が小さいうちに可能限り自力でできる消火活動を行い、延焼を防ぎましょう。

初期消火の際に注意したいのが、「油に水をかけると、火が勢いよく燃え広がる場合がある」ということ。基本的なことですが、パニックになるとついやってしまう行為ですから、冷静に対応することも大事です。

また、一般的な消火器を使う場合、不慣れな方だと十分に消火できないことがあります。それに、使用後は粉や泡などの消火剤がまき散らされて、後始末が大変です。できれば、誰でも使えるような簡易消火具を台所に設置しておくと安心です。

たとえば、ワイピーシステムの「消棒Rescue®」は、消火剤に二酸化炭素を使った簡易消火具です。二酸化炭素を使った消火方法のため、周囲を汚すことがなく後始末も容易です。二酸化炭素といっても、濃度は1%しか上昇しないため人体に影響を及ぼすことはありません。

ガスコンロ以外にも、照明やコンセントなどから発火する電気火災にも適しており、家の中で起こりうるさまざまな火災※に対応します。
※初期消火に限ります。また、天ぷら鍋火災、石油ストーブ火災には、絶対に使用しないでください。

消棒Rescue®」は、消防法に準拠した商品(総務省消防庁 届出番号 A115129102A)で、国のお墨付きもいただいた簡易消火具です。こうしたグッズを、台所など火を使う場所の近くに設置されてはいかがでしょうか。
消棒 RESCUE® 詳細はこちら

6.まとめ

コンロは、普段からよく使うものだからこそ、取り扱いに注意が必要な住宅設備といえます。使用時には、「その場から離れない」「離れるときは火を消す」ことを習慣づければ、火災のリスクを避けられるでしょう。

また、Siセンサーコンロにしたり簡易消火具を設置したりと、万一の事態を想定して対策を打つことも大切です。コンロからの火災を防ぐために、自分たちでできることを検討してみましょう。

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著者情報

株式会社ワイピーシステム
消棒シリーズ マーケティング部門

日々の防災分野で役立つコラムを発信。
経済産業省「新連携」事業全国第1号認定を得て、二酸化炭素消火具「消棒®」シリーズを開発し製造販売しています。

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