出典:webCGより:https://www.webcg.net/articles/-/49198
株式会社ワイピーシステムは、2023年10月26日から11月5日(一般公開は10月28日から)にかけて東京ビッグサイトで開催された「JAPAN MOBILITY SHOW(ジャパンモビリティショー)」(以下JMS)に出展しました。
日本自動車工業会(JAMA)が主催するJMSの開催は、2019年の開催以来4年ぶりとなります。また名称も「東京モーターショー」からJAPAN MOBILITY SHOWに変わりました。
Japan Mobility Show :https://www.japan-mobility-show.com/
開催期間は汗ばむほど暖かい晴天にも恵まれ、家族連れで来られる方も多く、主催者の発表では来場者数は111万2000人だったそうです。
当社の出展ブースにご来訪いただいた方々に感謝申し上げますとともに、そうした方々との交流から感じたことなどをお伝えできればと思います。
1.当社の出展模様
当社は所属する一般社団法人日本自動車部品工業会(JAPIA)のブース内スタンドで出展しました。
消棒Rescue®の製品紹介動画をモニターで再生するとともに、同製品のサンプルを置いて、訪れた方に実際手に取ってもらうようにしました。また、消火方法に関しては消棒miny®のサンプルで二酸化炭素(CO2)を噴射し、その様子を見てもらいました。
2.多数の方々が来訪
当社の取引先をはじめ多くの関係者の方々が当社スタンドへ訪問されました。特に当社が製品を扱っていただいているトヨタモビリティパーツ株式会社からは本社、支社の方々が数多く来訪されました。
一般公開後(10月28日~)、特に2回の週末にかけては、家族連れを含む多数の方々(数百人)が立ち寄られ、消棒Rescue®を実際に手に取られて、思いもよらない質問をされたりして、多くの気づきを得ることができました。
3.来訪者の関心事項
水没事故に関する関心の高まり
自動車が事故や水没などに遭遇し、運転者や同乗者が緊急に脱出する必要があるときに脱出を支援するツール(自動車緊急脱出支援用具)をすでにお持ちの方、用意されていない方、どちらもいらっしゃいましたが、本年10月の三重県で発生した車の水没事故など、自動車事故や水没に関する関心は高いように感じました。
製品の使いやすさ、信頼性
実際に消棒Rescue®を手に取られた方は、ずっしりしているね、持ちやすいね、これなら切れそう、割れそうなどの感想を話される方が多く、当方からはJIS(D 5716)認証のための厳しい試験(シートベルトは30回連続で切れる、ドアガラスは70歳の女性の力でも割れる、高温(90℃、96時間)・低温(-30℃、96時間)試験、1.5mからコンクリート板に落下など)に合格するなど、客観的にも信頼度の高い製品であることをお伝えしました。
二酸化炭素による消火への関心
すでに他の自動車緊急脱出支援ツールをお持ちの方の中には「消火もできるのか」と驚かれる方がいました。また意外と車両火災は多いよねと、日ごろから車両火災に関心を持たれている方もいらっしゃいました。消棒miny®(消棒Rescue®と同じ容量のCO2ボンベを使用)のサンプルで実際の噴射の様子を見ていただくと、「なるほどこれなら汚れないね」と納得されていました。噴射時間(8秒前後)や消火能力に対する関心は高く、消火場面(ボンネット火災、シート火災、消防法令に基づく消火試験)の動画を見ていただき、多くの方々が納得されていました。
また、自宅やオフィスなどでも汚れない二酸化炭素消火器を使いたいとの要望も多くお聞きしました。
合わせガラスに対する関心
自動車の販売店、自動車部品取扱い社の方々からは「合わせガラスに対応できるのか」との質問をいただき、当社がすでに合わせガラスの破砕・脱出試験を行い、脱出方法を策定中であることをお伝えすると「早くしてほしい」とのご要望をいただきました。
4.まとめ
11日間のJAPAN MOBILITY SHOW 2023での出展を通じ、取引先を含めた多くの関係者の方々、数百人に及ぶ一般の来訪者の方々と出会ったことは、大変貴重なことであったと弊社社長をはじめ消棒事業に携わるものが感じています。
製品を知っていただくだけではなく、実際に製品を手に取りながらお話させていただくと、製品を実感し、評価していただいたり、ご要望をお聞きしたりしながら、今後どのように製品を改良していくのか、販売していくのかなどについて、多くのヒントを得ることができました。
ご来訪いただいた方々に深く感謝申し上げるとともに、このような機会を通じて、さらに多くの方々に出会えればと願っております。