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電気製品の配線周りの火災 「年末は配線器具の掃除・チェックもお忘れなく」

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電気製品 配線周りの火災

電気製品の配線周りの火災
「年末は配線器具の掃除・チェックもお忘れなく!!」



2024年も終わりを迎えようとしています。もうすでに終えられた方もいらっしゃると思いますが、これから大掃除をがんばろうという方もいらっしゃると思います。
そんな中で、今回は火災原因の主要な一つ※である、電気製品の配線周りの火災リスクとその予防方法についてお話したいと思います。

※主な出荷原因別の出火件数(令和5年版消防白書より)



。独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)が2024年11月26日付で「ホコリも積もれば事故となる ~年末は配線器具の掃除・チェックもお忘れなく~」という、
ニュースリリース※を出しています。

ホコリも積もれば事故となる.pdf

以下、その概略を紹介します。


目次

    1 対象製品及び各部名称(2024年11月26日NITEニュースリリースより)
    
2 年度別の配線器具の事故の発生状況等について
    
3 事故の発生原因イトルを編集してください
    
4 配線器具の事故を防ぐためのお掃除・チェックのポイント
    
5 最後に

 

1 対象製品及び各部名称(2024年11月26日NITEニュースリリースより)

2 年度別の配線器具の事故の発生状況等について

2021年以降、高止まり(年間30件以上)の傾向が見られますが、「テレワークの普及によって、配線器具の使用が増えたことが関係しているものと推定」しています。
事故の被害状況については、火災事故となっている件数が多く、特に周囲への拡大被害が多く発生しています。

3 事故の発生原因

事故の発生原因については、「使い方や設置状況が関係するもの」※の占める割合
が大きく、日頃使用するうえで気を付ける必要があります。
※2024年11月26日NITEニュースリリースより



「使い方や設置状況が関係するもの」に該当する46件について、事故事象別の被害状況を表2 に示します。
ほこり、水分の付着や液体などの浸入が要因となっている事故が多く発生しており、このような事故は手入れをしていれば防ぐことができた可能性が高い事故です。




4 配線器具の事故を防ぐためのお掃除・チェックのポイント

◎電源プラグ及び電源タップは小まめに掃除し、水分がかからないようにする。

「電源プラグはコンセントや電源タップとの間に隙間が生じないようにしっかりと差し込み、定期的に掃除してほこりを取り除いてください。
電源プラグをコンセントや電源タップとの間に隙間がある状態で差したままにすると、隙間にほこりがたまって表面に水分が付着したり、
水分が内部に浸入したりしてショートやトラッキング現象が生じるおそれがあります。」
「掃除の際は、必ずコンセントや電源タップから差込プラグを抜いて、“から拭き“でほこり等のよごれを取り除いてください。」

◎電源プラグが変形していないか確認する。

「電源プラグが変形した状態で使用すると、コンセントの刃受け金具と正常に接触せず、異常発熱や発火に至るおそれがあります。テーブルタップを踏みつけてしまっ
たり、コンセントから力任せに引き抜いてしまったりした際に電源プラグは変形します。」




◎電源コードを引っ張る、机や椅子の脚で踏むなど、無理な力が加わった形跡を確認する。

「延長コードやテーブルタップの電源コードを折り曲げる、踏みつける、引っ張るといった、外部から電源コードに無理な力が加わる使い方をすると、
電源コードの芯線が断線して、異常発熱や発火に至るおそれがあります。」






◎接続可能な最大消費電力を超えて使っていないか確認する。

「テーブルタップなどには接続可能な最大消費電力または定格電流(何アンペアまで接続できるか)が定められています。
接続可能な最大消費電力や定格電流を超えると発熱を生じ、コンセント部の刃受け金具と電源プラグの栓刃の接触が緩い箇所で異常発熱したり、
電源コードの絶縁被覆が破損してショートしたりして発火するなどの事故につながります。」




「また、コンセントにも定格があります。一般住宅の壁に設置してあるコンセントは二口のものが一般的ですが、
その場合、二口の合計で 1500W が接続可能な最大消費電力となっています。例えばコンセントの片方に1000W分の電気製品を接続した場合、
もう片方には500Wまでしか接続できません。」




◎異常発熱や異臭など、異変を見つけたら直ちに使用を中止する。

もし以下に示すような異常がある場合は使用を中止してください。
☑ 異常に熱くなる
☑ 電源プラグの抜き差しが緩い
☑ コードを動かすと、接続している機器の電源がついたり消えたり挙動がおかしい
☑ 焦げたにおいなどの異臭がする


5 最後に

以上、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)が2024年11月26日付「ホコリも積もれば事故となる ~年末は配線器具の掃除・チェックもお忘れなく~」という、
ニュースリリースを紹介させていただきました。年末の大掃除の際に、あるいは日頃の電気製品使用周り点検、掃除にお役立ていただければ幸いです。

なお、当社では、消棒Rescue®というご家庭内、オフィス内でも使用できる消火具(エアゾール式簡易消火具付き自動車緊急脱出支援用具(卓上ホルダー付き))を
提供させていただいております。電気火災にも使用できますので、万が一のときのための初期消火用としてご利用いただければ幸いです。




 

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