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電気火災の消火方法

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電気火災の消火方法

世の中が便利になっていくにつれて、家やオフィスには電化製品が増えていき
たこ足配線などを邪魔に思うことも多いのではないでしょうか。
とはいえ、仕方ないことと思いそのままにしてまうと忘れていた頃に取返しのつかない火災につながることもあります。
この記事では、電気火災の概要から、初期消火、予防方法まで紹介していますので参考にしてください。

電気火災とは

電気火災は、電気設備機器などに起因する火災のことを指します。
東京消防庁ではリチウムイオン電池を使ったモバイルバッテリーからの出火も電気火災と扱っており、常日頃、実の周りに起こりうる火災の一つです。

電気火災の概要

電気火災の概要|東京消防庁 電気火災の抑制方策に関する検討部会の検討結果より引用
※東京消防庁
電気火災の抑制方策に関する検討部会の検討結果より引用
https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/hp-yobouka/denki/pdf/kento-bukai-h28_04.pdf


昭和61年から平成27年にかけて、電気火災の推移を確認すると緩やかに上昇していることがわかっており
原因としては電気ストーブ、充電式電池、差し込みプラグなどが上位を占めています。(※図2)
これらからわかることは、昔から電気火災が発生しやすいと示唆されている電化製品にも関わらず、火災につながってしまっている状況や、現代多くの人が持っているモバイルバッテリーからの出火が増加しているということです。
また、住宅火災における主な出火原因の推移(※図3)を確認すると、コンロやたばこなどを原因とする火災は減少していますが、やはり電気関係は上昇しています。

【図2】
電気火災の推移|東京消防庁 電気火災を防ごう より引用
※東京消防庁
電気火災を防ごう より引用
https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/camp/2021/202108/data/camp3.pdf

【図3】
 住宅火災における主な出火原因別件数の推移(2005-2019) 住宅火災の実態データ集(高齢者の生活実態に対応した住宅防火対策のあり方に関する 検討部会報告書巻末資料(消防庁 2021年6月) より引用
※住宅火災における主な出火原因別件数の推移(2005-2019)
住宅火災の実態データ集(高齢者の生活実態に対応した住宅防火対策のあり方に関する 検討部会報告書巻末資料(消防庁 2021年6月) より引用

時代とともに、火災の原因は変化している

ご紹介したように、過去と比較すると電気火災は年々増加傾向にありコンロやたばこなどを原因とした火災は減少傾向にあります。
電子タバコやコンロの安全性の向上など、技術の進歩により火災が減少している反面、電化製品などが増えたことによる電気火災が増加するのは必然です。

今後必要になってくるのは、電気火災へ対する正しい知識と、対処法です。
まずは電気火災の種類について説明します。

電気火災の種類

電気火災の種類 電気火災の原因は主に下記があります。

過電流加熱
たこ足配線などによる定格電流を超える電流が流れたことによっておこる発熱
接触部過熱
電線接続箇所の締め付け不足やネジの緩みのよるジュール熱による発火
半断線過熱
荷重や折り曲げたことによる内部断線での発火
漏電
電気経路以外に電流が流れることによる、可燃物への引火
短絡(ショート)
電気機器の劣化や、コンセント部分にほこりや水分が入ることによる発火

過電流などを検知するブレーカーを設置していたとしても、漏電や短絡による発火は検知しない場合があります。
そのため、火災の原因に繋がる状態になっていないか、コンセントなどの身の回りの電化製品を今一度確認しましょう。

見た目上変化がなくとも、湿気などが原因になることもあるため定期的に差し込みプラグを抜き清掃することも重要です。

電気火災を防ぐ

命や住宅を守るため、上記のほかに、下記チェックも定期的に行いましょう。

・たこ足配線をしない
・電気プラグはしっかりと差し込む
・コードが椅子などで踏んでしまう場所にないか
・コンセント付近に、引火物を置いていないか
・コンセントが緩み、ぐらついていないか
・コードがむき出しになっていないか
 

電気火災の初期消火について

対策を行っていても、どうしても発火してしまう場合があります。
そうなったときは慌てず、まずは電気を遮断するためコンセントから差し込みプラグを抜き、ブレーカーを落としましょう。

その後、既に引火してしまっている場合は消火器又は消火スプレーを使い消火を行います。
このとき、準備しておくべきものは二酸化炭素消火器がおすすめです。

通電している状態で水を使った消火器での消火は、漏電を引き起こすため非常に危険です。
万が一のことも考え、通電中に使っても漏電の心配のない二酸化炭素を使った消火器の準備が有効です。
また、家具なども汚れる心配がないため、経済的な損失を防ぐことについても二酸化炭素消火器は優秀な製品です。
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二酸化炭素消火器のおすすめ

株式会社ワイピーシステムでは消防法に準拠し、総務省やJISから認定を受けた消火器を販売しております。
その中でも「消棒」「消棒miny」「消棒RESCUE」は二酸化炭素を利用した消火器であり、電気火災において、有効な製品です。

それぞれ共通しているメリットは

①使用後の後始末が不要
二酸化炭素を使った消火方法のため、粉や泡の消火器のように周囲を汚すことがなく後始末が不要です。

②電気火災に有効
二酸化炭素は電気を通さないため、通電中の電子機器でも感電の恐れもなく使用可能です。

③ 人体に安全
ビールやコーラなど炭酸飲料に使用される食品添加物と同等品を使用しているため人体に安全です。

④二酸化炭素を再利用したエコ商品
製品に使用している二酸化炭素は、火力発電所・化学プラント等から排出される排ガスを回収・精製・液化したリサイクル商品であり、環境に貢献しています。
※この取り組みが評価され、経済産業省『新連携』全国第一号認定 事業として様々なご支援を頂いております。

⑤ 消防法に準拠した商品
『エアゾール式簡易消火具技術上の規格を定める省令』.pdfに基づき製造されています。

という点です。 それぞれ細かい特徴は異なるため、ぜひ詳細は商品ページをご確認ください。

まとめ

火災の原因として、電気火災は年々増加しており、誰にとっても起こりうる現象です。

万が一、電気火災が発生したときのために、正しい対策と、もしものための準備を行うことが、非常に重要です。
また、いざというときに使うものですので、信頼性の高い商品を選ぶことも大切です。

「消棒シリーズ」のように、第三者機関のお墨付きがある商品を選び、万が一に備えてに常備されることをおすすめします。
株式会社イーウェル 運営会社ロゴ

著者情報

株式会社ワイピーシステム
消棒シリーズ マーケティング部門

日々の防災分野で役立つコラムを発信。
経済産業省「新連携」事業全国第1号認定を得て、二酸化炭素消火具「消棒®」シリーズを開発し製造販売しています。

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